2-A07 装着者の声だけを騒音環境でも利用可能にするフレキシブルマイク
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2-A07 装着者の声だけを騒音環境でも利用可能にするフレキシブルマイク
平城 裕隆(東京大学/産業技術総合研究所),金澤 周介(産業技術総合研究所),三浦 貴大(産業技術総合研究所/東京大学),吉田 学(産業技術総合研究所),持丸 正明(産業技術総合研究所/東京大学),暦本 純一(東京大学/Sony CSL)
オンラインでの音声対話や音声入力を用いたインタフェースは広く利用されている.しかし,騒音環境や複数の利用者がいる環境では利用が難しい.これまではマルチモーダルなセンシングやイヤホン型デバイスによる入力などが提案されてきたが,GPUがない環境での推論が難しいことや特定の方向のノイズに弱いことが課題であった.これを改善するマスク型のマイクが提案されているが,マスクは表情を伝達できない上に衛生上の問題がある.本研究ではフレキシブルなマイクを用いた耳掛け型のデバイスを提案する.フレキシブルマイクの曲率による性能と利用可能な範囲を評価し,曲げることにより入力可能な性能が上がる他,顔を隠すことなく利用可能であることを示した.